長野県最北部、
新潟県との県境付近に
「ペコちゃんの森」と名づけられた
小さな森があります。
この森は、
不二家ファミリー文化研究所が、
自然環境保護活動の一環として
荒廃した森を購入し、
その森を整備保護していただける
団体に寄付をした森です。
黒姫の「ペコちゃんの森」は、
自然文化創造会議(CCC)の
副議長を務めていた
作家の
C.W.ニコル氏との協力で生まれました。
「C.W.ニコル・アファンの森」の中に
「ペコちゃんの森」はあります。
不二家ファミリー文化研究所は、
この「ペコちゃんの森」を
活動の象徴としています。
なぜなら森もファミリー(家族)も
色々な要素が頼り助け合い、
絡み合って存在し、
ちょっとしたことでバランスを
崩したり、壊れやすいところが
似ているからです。
森も、家族も、
人の想いなしには育たないのです。
不二家ファミリー文化研究所が取得した
2000坪強の“小さな森”は、
購入当時、熊笹や潅木の覆い茂った
藪そのものでした。
これから時間をかけて笹を刈り取り、
不要な木を伐採して地面に日光を導き、
ブナやドングリを始めとする
木や草が生い茂る
明るい森を作っていくことが目標です。
今後もCCC及び
「ペコちゃんの森」を含む
『アファンの森』を整備・保護管理している
(財)アファンの森財団のご協力のもと、
森の整備活動や、
森を活用した環境教育活動を
続けていきます。
* * *
「C.W.ニコル・アファンの森」
「C.W.ニコル・アファンの森」は、
戦後開拓地として切り開かれたものの、
農地としては利用不能
で打ち捨てられていた荒地を、
ニコル氏が個人的に買い取り、
少しずつ手を加えることによって
本来の姿によみがえらせた
「新しくも美しい森」です。
実際には、黒姫山の隣にある
飯綱山麓に位置しており、
森の上部は針葉樹主体の
国有林に接しています。
また森の下方には道路を挟んで
田んぼが広がっており、
いわゆる「里山」といわれる人間と
共存している自然です。
ただ単なる「里山」と大きく異なる点は、
飯綱山という広大な国有林と
接していることではないかと思います。
国有林という大規模な天然林+
人工林と接していることによって、
ツキノワグマを初めとしてフクロウ、
カワセミなど、
多様な動物たちをも
観察することができるのです。
「自然は人間のためだけに
あるのではなく、
あらゆる動植物が自然の創った
絶妙なバランスの中で、
役割を果たしている」というのが
ニコル氏の主張です。
保水力の高いブナの森から湧き出た
ミネラル豊富な水が
沿岸の豊かな漁場を育み、
またさらに海のミネラル分を運んで
遡上する鮭が、
豊かな森林形成
に役立っているという事実も
この自然のバランスの大切さを
物語っています。
ペコちゃんの森の四季の様子をお届けします
ペコちゃんの森の整備活動の様子をご報告
不二家では、「食品ロス削減」や
「省エネルギーへの取り組み」をはじめと
する環境保全活動や、
「こども宅食」
「サステナブルカカオの購入」などの
子どもたちへの支援に取り組んでいます。
その一部をご紹介いたします!