- もち米入りの生地を使います
- 油をたっぷり引いた鉄板で揚げ焼きに
- 外はカリッと、中はふっくらな仕上がり!
- はちみつ味は約200円、チャプチェ味は約300円
- 出来立てのホットクは、熱々でモチモチ!
「ホットク」
おやつにも、軽食にも!K-POP、韓流ドラマ、美容関連と、世界中にファンを増やし続けている韓国。日本の4分の1ほどの国土に、約5,000万人が暮らしています。お隣ともあり、日本にとって昔から一番身近な外国ではないでしょうか。日本の18の空港から首都ソウルまでの便が就航されており、2〜3時間ほどで到着するというアクセスの良さから、日帰り旅行で買い物や食事を楽しむ方も多いようです。
韓国はグルメにおいても大人気で、ご当地ならではのスイーツが数多くあります。
今回ご紹介するのは、食べ歩きにピッタリな韓国屋台の定番スイーツ「ホットク」。特に寒い季節はホットクの屋台に遭遇すると香ばしい匂いと暖かさに誘われて、ついつい立ち寄ってしまいます。
見た目は平たい円形で、まるでホットケーキのよう。もち米や小麦粉に白玉粉を混ぜた生地が、油をたっぷり引いた鉄板の上でカリッと焼き揚げられています。
ルーツは19世紀末頃に中国の商人が持ち込んだ餅と言われており、それが後に現地の好みの味にアレンジされてホットクとして普及したそうです。
また、朝鮮戦争で多くの人々が避難生活を送っていた時代に、南東部の釜山という港町でホットクがよく食べられていたという話も耳にしました。当時はホットクにさまざまな種類の穀物を挟んで食べていたそうで、今でもひまわりの種やピーナッツを挟んだホットクが釜山を代表するスイーツの1つとなっています。
現在では、さまざまな具材が生地の間に挟まれるようになりました。定番のナッツ、黒蜜、はちみつなどの甘いものから、チャプチェやチーズ、キムチといった軽食のようなものまであります。最近は苺やバナナなどのフルーツや、クリーム、ジャムといったメニューが若者に人気だそうです。
ホットクは外側のカリカリ感と内側のモチモチした独特の食感が楽しく食べ応えがあるので、1つでも十分な満足感が得られます。日本にも、東京の新大久保などのコリアンタウンにホットク屋さんがあるので、ぜひ、熱々のホットクを堪能してみては?