現在の仕事
新たな美味しさからパッケージまで
すべての企画を担う
商品企画部は、私のように営業の経験がある人、工場出身で生産の知識をもつ人から成ります。
異動後は、市場調査として話題のチョコレート店や小売店の売り場を回ることから始め、何気ないヒントを新たなアイデアへとつなげていきました。また、気づいたことをノートに書くことも習慣化しています。
現在はルックブランド全体を任され、ブランド力を高めるために、味やロゴ、パッケージデザインなどを総合的に企画しています。3種類ある基本の商品をよりお客様に愛される商品にするにはどう変更するか考える他、毎月販売するサブフレーバーや派生品の企画も同時に進めます。なかでも大粒サイズのルックは、中の具材やフレーバーをどう変えるかが企画のポイントに。年4回のサイクルで2品ずつすべての味を変更するため、ブームの先取りや季節ごとの提案などが求められます。
また、社内のインスタチームの一員として、商品企画部の視点から写真や原稿を考えることも任されています。
やりがい
皆で作った商品への反響の大きさが喜びに
商品づくりは多くの部署と協力体制をとりながら進められます。私たち商品企画部がアイデアを考え、開発部がそれを形にし、実際に工場で作るという流れです。設備は施設部が担当し、重量や納期の相談をさせてもらいます。
パッケージ等のデザインは、コラボ商品なら企画の段階でコラボ先のメーカー様にご提案し、ターゲットへのPRや売り場で見つけやすい色を検討します。最終的に、資料を基に広報部でどんなプロモーションをしてもらえるか、営業部でどう売ってもらうかにつなげていきます。現場になるべく足を運び、社内人脈を広げ、信頼を得ながら協力体制を築いています。
そんな過程を経て、やっと完成した商品が売り上げを伸ばし、SNSでも嬉しい声が上がっていたときには、心からやりがいを感じます。
これからの
目標
愛され続ける、新たなブランドづくりを
チョコレート課では、月3~4品、年間50品のチョコレートの新商品が発売されています。新商品の企画だけでなく、商品のパワーアップも求められます。
そんな状況のなかで、やはり目標は愛される商品を作り続けていくことです。チョコレート菓子は、企画から商品になるまで半年から1年ほどかかります。商品企画部に所属して2年半経ち、前回手掛けた商品の次の年となったので、今年はどうするのかが課題です。例えば、昨年11月にはイチゴのルックを出しましたその振り返りをして良かった点、悪かった点を洗い出し、イチゴの種類や商品名を再考するなど、次の企画の準備をしています。
また商品企画の一員として、「ルック」のように60年以上も愛され続け、名を残せる新たなブランドを手掛けたいという大きな夢もあります。
不二家の魅力と
入社を決めた
ポイント
柔らかくフレンドリーな社風に惹かれて
大学は経営学部で、マーケティングや分析などにはふれていました。もともとお菓子が好きで、食に興味があったことから、お菓子・食品の分野に絞って就活をしていました。職種としては「企画」を希望し、0から1を作りだしたいと思っていました。
不二家への入社を決意したのは、人事の方がフレンドリーで柔らかい雰囲気だったからです。もともとインターンをしていたこともあり、休憩室でお菓子を食べながらお話をする和気あいあいとした社風もいいなと感じました。誰もが知っている商品や自分の好きなお菓子が不二家に多かったことも、入社の決め手のひとつです。
現在、本社に多くの同期がいるため、他部署と連携する際に声をかけたり相談したりしやすくて、とても助かっています。同期とは旅行するほど仲が良く、皆で楽しい時間を過ごしています。
学生への
メッセージ
その頑張りを認めてくれる環境がある
お菓子は娯楽の一部である商材ですので、とにかく楽しく企画できます。不二家というブランドの強みを生かした商品を作れるのは、当社だけです。アイデアいっぱいでワクワクすることが好きな人、あったらいいなという課題解決の商品が考えられる人、なによりお菓子が好きな人は、この仕事に向いています。どの学部かは気にせず、学生時代にいろいろな経験を得る方が大切です。
私の場合は、入社後に営業を2年8ヵ月経験し、企画部へ異動となりました。営業を経験したことで、商品はどこに並べるのか? バイヤーさんはどんな視点で商品を選ぶのか?などを学べたことが強みになっています。企画希望であることを周囲に伝えながらも、他部署でしっかりと実績を積む。その頑張りは、必ず上の方が見ていてくれますので、きっとチャンスが巡ってくるはずです。
キャリア紹介
- 2018年入社
- [配属]九州福岡支部 営業部
- 入社後6ヵ月間の新人研修を経て、ルート営業を担当。営業職を通して、流通の構造や商品がどう売れるかなどの知識を身につけることができました。特に、商品の仕入れを担当するバイヤーさんの考えにふれられたことは大きな糧となりました。
- [異動]菓子事業本部 営業本社 商品企画部 チョコレート課
- 2021年7月、就職活動の時から希望していた商品企画部へ。九州から東京の本社へ配属されたばかりの頃は、環境も仕事もすべてが違い、転職したような気分でした。責任は大きいですが、ずっと憧れていた仕事なので、心から楽しいと感じる毎日です。
ある一日のスケジュール
- 8:15
- 出社
メールチェック
- 8:30
- 朝礼
企画書作成
- 10:00
- 新商品の試作品確認
開発担当と打ち合わせ
- 12:00
- 昼食
- 13:00
- 包材業者と打ち合わせ
- 14:00
- パッケージデザイナーと打ち合わせ
- 15:00
- チョコレート課ミーティング
- 16:00
- 書類作成・社内回覧
SNS用写真撮影・原稿作成
- 17:00
- 退社
プライベート風景
大学時代に軽音楽部でロックにハマって以来、音楽フェスやライブによく行きます。クタクタになる夏フェスも最高です!
チョコレートやスイーツが大好きなので、休日はよくカフェ巡りをしています。最新のトレンドもチェック!